★訪問販売編2 相手の正体を見破る一言
★ポイントその1『どちらさまですか』
人が訪ねてきたら必ずドアを開ける前に『どちらさまですか。』と確認するのはとても大切な事です。
テレビの特集や消費者センターのパンフレットなどにも『誰か訪ねてきたらドアを開ける前に相手のことを確認しましょう』などと必ず書かれている、基本中の基本です。
ただ、実際に役立つ知識としては『相手を確認する』よりも誰が訪ねて来ても、必ず『どちらさまですか』と言うというように単純に1つのセリフを覚えて習慣付けするほうが良いのです。
いままで、一度でも訪問販売で嫌な思いをした人は、いろいろ考えるより、ドアホンが鳴った時には、子どもが帰って来たと思っても、旦那さんが帰って来たと思っても、かならず『どちらさまですか』と言って、相手が確認できるまでドアを開けないという習慣をつけるようにすると良いでしょう。
★ポイントその2『どのようなご用件でしょうか』
次に習慣づける言葉としては『どのようなご用件ですか?』があります。誰か訪ねてきた場合、まず『どちらさまですか』と声をかけて、家族、友人、知人以外の人だった場合は、必ずこの言葉をかけるようにしましょう。
例えば、消火器の訪問販売のセールスマンは『どちらさまですか』と聞かれて『消火器の訪問販売のセールスマンです』とは絶対に言わないものです。
相手がそこで『防災器具整備主任の○○です』とか『○○市防災器具整備組合のものですが』などと言ってきたときに、役所の人かしら?などと思い込んでドアを開けてしまうと、訪問販売のセールスマンにスキを見せることになってしまいます。
とりあえず、相手が自分の知らない人だった場合は、どんな場合でもドアを開ける前に『どのようなご用件でしょう』と確認するようにしましょう。
この二つの言葉を習慣づけるだけで、悪徳訪問販売の被害にあう確率はぐっと減ってくるものです。