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★訪問販売編1 あなたがドアを開けてしまう時

当事務所へ悪徳商法の被害・解約の件で相談のメールを下さる中には、訪問販売に関するトラブルに悩んでいる方も多いのですが、そうしたトラブルの予防策として第一に有効なのが、まず『うかつにドアを開けない』という事です。

★ポイントは『うかつにドアを開けない』

 訪問販売員はセールスのプロ!特に悪徳商法でガンガン稼いでいるような凄腕セールスマンは、日夜人を騙すための方法を考え、研究に研究を重ねて、そのためのトレーニングを積んでいます。口先だけで年収数千万もの収入を得ているような相手に、普通の人が口で対抗できる訳がありません。一般人がプロのボクサーとボクシングで戦うようなものです。

 ですから、相手のリングに上がらないこと、つまり相手と顔を合わせない。会話をしないことが一番の防御策となるのですが、そのためにも、まずうかつにドアを開けない事が大切です。
 
 もちろん、こんな事は誰でも分かっている事なのですが、それでも被害に遭う人が後を絶たないのは、相手が被害者の一瞬の心のスキを突いてくるからです。悪徳セールスマンが訪問先のドアを開けさせる様々な手口については、これ以降順に紹介していきますが、まずは一番基本となる対策法をご紹介しましょう。

★訪問販売の対策法『まず相手が誰か確かめてからドアを開ける』

 悪徳セールスマンの来訪を防ぐためには、まず訪問者があった場合に、まず相手が誰かを確かめてからドアを開ける』という事が基本になります。『なーんだ。当たり前の事じゃない。』などとおっしゃるなかれ!これがきちんと出来なかったために、悪徳商法の被害にあった人が非常に多いのです。

 悪徳訪問販売のセールスマン(女性も多いのですが)は、最初から『高級羽毛布団のセールスに来ました』とか『浄水器の訪問販売に来ました』などとは絶対に言いません! いろいろとうまい事を言ってドアを開けさせ、家に入り込もうとするのですが、最も単純で意外と効果的な方法は、ドアホンを押してから家の人に『どなたですか?』とたずねられるまで黙っている事です。

 『ピンポーン』とドアホンを鳴らしただけで『はーい』と言いながらドアを開けてしまったり、『どちら様ですか。』と言いながらドアを開けてしまう人は意外と多いそうで、営業に回っていると何十件に何件かは必ずあるそうです。また、普段は用心深い人でも、『そろそろ子供が帰って来る頃かな』とか『いつものクリーニング屋さんが来る頃だな』などと思っていると、ドアホンが鳴っただけで、子供が帰って来たとかクリーニング屋さんが来たと思い込んでドアを開けてしまったりするものです。

 まずは、人が訪ねてきたら必ずドアを開ける前に『どなたですか。』と確認すること。これが悪徳商法撃退の第1の基本です。できるだけ習慣づけるようにして下さい。

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