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★あなたを狙うこんな悪徳商法

最近、被害や苦情を耳にすることの多い訪問販売などの実例をいくつかあげてみました。

1)屋根のリフォーム商法

『屋根の無料点検に来ました』とか『近くで屋根の工事をしている者ですが、お宅の屋根のトタンが剥がれているみたいなので気になって伺いました・・』とか言って作業服を着たサービスマン風の人が尋ねて来ます。心配になって『それじゃあ見てもらおうかしら』などと言うと、屋根に上がって点検?をし、『屋根瓦が緩んでいて危険なのですぐに修理した方が良い』『防水が悪いので同時に直してしまった方が良い』などと言ってリフォーム契約の申込みをさせようとします。申込みを渋ると『屋根瓦が落ちて人に当たったりしたら大変な事になる』などと脅かしたりして50万円~250万円程度のリフォーム契約を結ばせます。

※ポイント1
訪問販売というとスーツにネクタイというイメージがありますが、リフォーム系の訪問販売員などは作業服を着て胸に身分証明カードのようなものを着けていたりします。『売り込みに来た』と思われないようにする手口です。

※ポイント2
屋根のリフォームや床下換気・節電器などは『もうすでに工事などをしてしまった』という事で諦めてしまう人が多いようですが、こうしたものも期限内ならばクーリングオフが出来ますし、更に業者に原状回復義務があります。
また、クーリングオフ期間は工事日や申込みをした日からではなく、法定書面などでクーリングオフについて告知をした日から換算されます。

2)節水コマ

 やはり作業服を来たサービスマン風の人が『ただいま水道代を節約できる節水コマを無料で取り付けています』などと言って家に入り込み、電話を借りて会社に連絡を取ります。(無料で取り付けますとは言っても品物まで無料とは言っていない
上司という男が電話に出て、電話口で契約の確認のような事を言い、よく分からないままに『はい』などと言うと、それを契約の申込みとして、サービスマン風の男が節水コマなどを取り付けてしまいます。(更に節電器などを勧めてくる場合もあります)

※ポイント  書類に判を押さなくても、口頭だけでも契約は成立します。自分ではそんなつもりでなくとも、相手は契約が成立するような言い回しをした上、必ず会話を録音しています。

3)その他の事例

子供さんのいる家庭がターゲットとなっています。『模擬試験をして・学力診断を受けてみませんか』といって訪ねてきた人に試験問題を渡され、その場で3000円以下のお金を支払います。
その位の金額ならば良いかと思っていたところ、後日、学力診断の結果を持って再度訪ねてきた相手にいろいろと説得され、高価な学習教材のセットを買わされてしまいます。

※ポイント1  3000円以下の現金取引はクーリングオフの対象外となっています。しかし、元々その後の高価な学習教材を売ることが目的なので、再度訪問してきたら相手のペースに乗らないよう注意しましょう。また、万一契約してしまったとしても、学習教材については別契約なので、期限内ならばクーリングオフができるということを理解しておいてください。

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